人気ブログランキング | 話題のタグを見る

更新はかなり不定期です。お暇なら読んでくださいな。


by pivote_6
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

兄貴分もかー!! コンフェデレーションズカップ 日本1-2メキシコ

 「今のチームには本大会を勝ち抜く力はない。」
中田英のW杯出場権獲得の記者会見時のコメントを図らずとも証明する結果となりました。スコアこそ1-2。競っているようですが内容的には惨敗です。はい。

 序盤5分はメキシコのダイレクトプレーに崩され駆けてしのぎ、それからは相手のボール回しのリズムになれ、先制とここまでは良かった。先制点も珍しく(失礼)加地が良い仕事をしましたし。ところがここからはメキシコにペースを奪い返されます。メキシコは前半5分まではダイレクトプレー、日本がリズムになれてくるまでは縦パスを多め、日本が慣れてくると横パスを多用しながら縦にボールを出して揺さぶりと見事なボール回しを見せます。そして中央が崩れだいした前半39分にジーニャが見事なミドルシュートを放ち同点。ここらへんでもうメキシコのボール回しに翻弄されつつあった日本。しかし前半はこのまま1-1で折り返します。

 後半にはいるともうメキシコのやりたい放題。大きな展開はあまりしないもののショートパスを多用し日本のプレッシャーをかいくぐります。それに対して日本は1人2人で追っかけるだけでまったくボールを奪える気配はなし。そうすると段々ボールを追えなくなり、プレッシャー皆無の状態。そうこうしているうちにフォンセカにヘディングを決められひっくり返されます。ここから日本は玉田や大黒を投入し反撃をしようとするものの、ボールが中盤で全くと言っていい程取れずに最終ラインで何とか食い止めるため得意の速攻は出来ず。ならばメキシコのようにつないで崩す…何て事はなかなかできず(何回かは出来ていたが)にこのまま試合終了。残りの相手を考えるとグループリーグ突破は絶望的となりました。

 これが今の世界との絶望的な差と思わせる試合でした。日本は一応ポゼッションサッカーを志向していますが、今日のメキシコを見れば日本のポゼッションサッカーなどポゼッションでも何でもないなと思いました。メキシコの選手はDFからFWまでとにかくボールさばきが上手。だから中盤の組み立ての段階でボールを失う事などほとんど無いため、ボールを奪われても全然ピンチにもなりません。これこそがポゼッションサッカーというサッカーを見せてくれました。それにしても強豪国というのはメンバーが替わってもチームの印象は(良い意味で)変わらないな感じました(たとえばブラジルなら絶対的な個人技、アルゼンチンなら一つのリズムの共有、ドイツなら選手個々のがんばりとタフさ、イタリアなら死んでもゴールを守る守備、オランダならサイドアタックといった感じです)。やはり日本も何か伝統になるようなものが出来ないと駄目ですかね?

 次は欧州王者ギリシャ戦。まさにチームで戦うといった感じのこのチームも、日本にとっては良いお手本になるでしょう。その次のブラジルはもう異次元なので勝たないと敗退は決定的でしょう。とにかく、勝利を願いましょう。

 点が取れなくてCKあたりで一発食らって敗北…かもね
by pivote_6 | 2005-06-18 23:37 | サッカー